- タイトル
- 石見神楽雲南公演~須佐之男命の軌跡~
- 開催日
- 2015/03/01
- 時間等
- 13:30開場 14:00開演
- 料金
【前売】高校生以上1,000円、中学生以下500円
【当日】高校生以上1,500円、中学生以下1,000円
※未就学児のひざ上鑑賞無料。但し、座席が必要な場合は有料。
※前売券完売の際は、当日券販売はございません。- 概要
出雲神楽の殿堂に初めて登場する、石見神楽で演ずる須佐之男の軌跡!
<出演:石見神楽須子社中>
<演目>
○塩祓(しおはらい)
別名「四方祓い」とも言い、神楽を奉納するに当たり神楽の場を清める儀式舞で、東西南北の四方を清めます。
○岩戸(いわと)
石見神楽の中で最も神聖視されている演目で、日神(ひのかみ)天照大御神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れの神話を神楽化したものです。
天照大御神の弟神・須佐之男命の天上における悪業を悲しまれた天照大御神はついに岩戸の中へお隠れになられました。
すると世の中は光を失い常闇となり、様々な災いが起こるようになりました。
このことを心配した天児屋根命(あまのこやねのみこと)と天太玉命(あまのふとだまのみこと)は天安河原(あまのやすがわら)に八百万の神々を集めて相談し、岩戸の前で祝詞を奏し、長鳴鳥を鳴かせ、天宇津女命(あまのうづめのみこと)が賑やかに舞踊したところ、岩戸の中から天照大御神が外の賑やかな様子を少し覗かれたので、すかさず力持ちの神:天手刀男命(あまのたちがろうのみこと)が岩戸を開かれ、天照大御神を迎え出したので、再び世の中が明るくなりました。
そして須佐之男命は八百万の神々により高天原を追いやられました。
○鍾馗(しょうき)
岩戸開きの騒動のおり、高天原を追い追いやられた須佐之男命は唐の国に渡り鍾馗と改名し、全ての病気を司る疫神を退治します。
玄宗皇帝が病んで寝ていると、夢の中で小鬼が現れて、楊貴妃の繍香嚢と玉笛を盗もうとしました。
皇帝は大変怒り、従者を呼ぼうとしたら、破帽をかむり、藍袍を着、角帯を結んだ大鬼が現れたので、帝は驚いて問いただしたところ「鍾馗(しょうき)だ」と言います。
鍾馗は疫病を追い払う神と信じられ、鍾馗の持つ茅(ち)の輪は疫神を捕らえ、これを退治します。
玄宗皇帝は夢からさめると急に病もいえたので、画人:呉道子(ごどうし)を呼んでその像を描かせました。
○大蛇(おろち)
須佐之男命は出雲の国に入り、斐伊川のほとりで上流から箸が流れてくるのを見つけたので、川をさかのぼり、泣いている足名椎、手名椎、稲田姫に会い、オロチによる災難を嘆いていることを聞きます。須佐之男命は大蛇退治を約束して稲田姫を娶ります。大蛇は頭が八つに尾が八つ、長さは八つの谷にまたがり、背には杉や檜が生え、腹は血でただれているといいます。
そこで須佐之男命は毒酒を醸し、姫を高所に立たせて待つうちに大蛇が現れ、酒を飲んで酔い伏したので、須佐之男命はこれを襲い激しい戦いの末、退治しました。
大蛇の尾から宝剣一振りを得たので高天原の大神に献上しました。
※演目は都合により変更する場合があります。
※客席内でのお客様による録画・写真撮影はお断りいたします。
【石見神楽の鑑賞の仕方】
演舞中の立ち歩きはご遠慮下さい。手拍子等は大歓迎。感動したらその場面で惜しみない拍手、掛け声を!
演目終了後の「よく舞った!(石見弁では「よう舞(も)うた!」)と舞手に声を掛けるのは最高の褒め言葉です!!
また、御花(ご祝儀)を打つと演目の間に披露され、無病息災・商売繁盛などのご祈祷をしてもらえます。